島乙女常飲酒シリーズです(って、プレミアを買えない田舎もんのひがみです)。 これは、蔵元が長島研醸の「島乙女」です。 長島研醸は、長島の五つの蔵「宮内酒造」「宮の露酒造」「長山酒造」「杉本酒造」「南洲酒造」の五つの酒造が立ち上げた酒蔵です。 というのも、昭和42年に長島と九州本土を結ぶ「黒瀬戸大橋」(別に、黒麹とは関係ないと思います。)が開通した時に、長島島内の蔵の危機感から、大同団結したそうです。 昭和42年当時には、年間3000石だったのですが、今では10倍まで製造量は増えています。長島研醸は、自家生産をしておらず、参加5社がおのおの製造した焼酎原酒をろ過・ブレンド・割り水してビン詰めシュッカしているそうです。 さつま島美人が代表銘柄です。 今回紹介するこの島乙女は、びんが緑です。 原料は芋(コガネセンガン)ですけど、麹にこだわりがあります。 麹に米麹に麦麹をブレンドしているそうです。 芋焼酎初心者に、馴染みやすくしているのかもしれません。 長島研醸は、ブレンドして製品を作っています。 この島乙女の作り方は‥ 1.教科書には、「米麹」に「麦麹」をブレンドしたとしかありません。これは、一次仕込み の時の麹をブレンドするってことでしょうか? でも、異なる麹を混ぜて醗酵させるのは管理が難しく、難しいと思いますが‥ 2.別の参考書には、「米麹」と「麦麹」を使った2種類の原酒をブレンドとあります。 こちらの方が、わかりやすいですね。 どちらなんでしょう? ソフト感があるとありましたが、どうも、おいらにはよくわかりません。 では、同蔵の「島乙女」と「島美人」の差はどこにあるか、そこが問題です。 正直言って、こちらもよくわかりません。 ただ、「島乙女」の方が、飲んだ後に感じる甘みが「島美人」ほど強くなく、一方、飲んだ後、ほのかに渋味や味の深みを感じるような気がします。 くせのない乙女が「島美人」だとすると、憂いを秘めた人妻が「島乙女」のような気がします(どんなんだ?) あ、ラベルと逆ですね。「島美人」の方がくせがありません。「島乙女」の方がやや複雑な味、それがいいですね。 実は、おいら、そもそも、米麹と麦麹を使った芋焼酎の違いがよくわかりません。 麦麹の芋焼酎はまだ飲んだことありませんし‥。 でも、ブレンド焼酎としての長島研醸の製品は、かなりのレベルにあると思います。 五つの蔵から桶出しした焼酎を一定のレベルで出荷できるというのは、やっぱりブレンダーの力量が相当なものだと思います。 【蔵元:長島研醸】 【原料:芋(コガネセンガン)】 【麹:米麹(白)、麦麹(白)】 【蒸留方法:常圧蒸留】 【アルコール度数:25度】 ジャンル別一覧
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